こんにちは、メノノリと申します。TN『メノノリ』でレートに潜っておりました。対戦して下さった皆様、ありがとうございます。
今期は、以下の構築を使用しました。
【構築概要】
@メガ 意地HAs
捨て身/冷パン/グロパン/不意
@霊Z 陽気AS
シャドクロ/呪い/痛み分け/身代わり
@メガ 陽気hAS
八つ当たり/地震/放射/竜舞
@ヤタピ 臆病bCS
波乗り/悪波/手裏剣/身代わり
@マゴ 臆病cdS
10万/めざ氷/瞑想/身代わり
@スカーフ 陽気AS
地震/アイへ/雪崩/角ドリル
【構築の経緯】
中盤までは別の構築を使っており、
と言う並びでした。
ミミッキュの型は、じゃれ/鬼火/電磁波/呪い@ミミZ であり、状態異常をばら撒いて後続の竜舞マンダ、祟り目ゲンガー、オニゴーリを通すのをコンセプトにしています。
この構築で1900まではすんなり乗ったのですが、その後停滞。
原因はパーティー全体の命中不安、オニゴーリの気分により、安定的な勝率を出せない事だと分析。
勿論良い点もあり、
○ミミッキュによる場作り→メガを通すと言う発想は軸として申し分無い。
○呪い+身代わりが強力であり、ダメージ稼ぎや、相手の交代にも対応ができる。
○ドリュウズが電気の一貫を切り、型破りでミミッキュを倒したり、一撃必殺で運ゲを仕掛けたりと面白い性能を持っている。
と言った発見もありました。
これらを踏まえて、構築を改良。
まず軸となるミミッキュを呪い痛み分け@霊Zへ変更、命中不安技を排して、より削りを意識した型としました。
メガ枠として、最もパワーがあると評価しているボーマンダ、削れた相手を起点にするグロパンガルーラを採用し、ミミッキュ+メガ枠の基本選出を形成。
次に呪いと合わせる身代わり持ちのポケモンとして、ヤタピ激流ゲッコウガ、マゴ瞑想カプ・コケコをチョイス。どちらも足が速く上から身代わりを張れ、きのみ発動を能動的に行える点が好相性。
最後に、疲弊した相手を抜いていくスイーパーとしてドリュウズを据えて、今回のパーティが完成しました。
構築に際し意識したことは、
○命中安定技で固める
○上から叩く
○運勝ちを狙える
の3点です。
以下、個別解説に移ります。
【個別解説】
A…冷凍パンチでH135-B100キノガッサを超高乱数で倒せる
D…C147カプ・コケコのエレキフィールド10万ボルトZを確定耐え
メガエースその①。削れた相手にグロパンを撃ち込み、倒しながらA+2メガガルーラを降臨させるのが理想。
本来、この型のメガガルーラのサブウエポンには炎のパンチが採用されている事が多いですが、僕は冷凍パンチを採用しました。理由は、
○炎のパンチでは、環境に最も多いメガ枠と物理受けであるボーマンダと霊獣ランドロスがキツイ
○後述の裏メガ枠・ボーマンダが鋼への打点を持っている
○氷結が強い
の3点です。
不意討ちを前提とした立ち回りをされる事が多く、強気にグロパンを押すことを意識しました。
氷結や急所で何度も逆境を跳ね返してくれました、感謝。
ASぶっぱ。調整は無し。
構築の主軸。このポケモンで場を荒らすのが今回のコンセプトです。
タイプ相性を無視した削りを入れられるのは、他の誰にも真似できない個性ですね。
後続に繋げるまでもなく、ミミッキュだけで殆ど試合が終わった事もちらほら。
生存さえしていれば1度退いて、再び痛み分けで削ったり、相手のラス1を呪ったり選択肢が大きく広がるので、この型のミミッキュには回復ソースにもなる霊Zが適していると感じました。
この型は初めて使いましたが、やはりどんな型でもミミッキュは強い。今後も、優先的に採用していきたいですね。
A…H131-B100ミミッキュを八つ当たりで確定1発
S…最速ジャローダ抜き
残りを耐久へ。
メガエースその②。
ミミッキュに強いメガフシギバナやモロバレル、ドヒドイデに強目であり、炎のパンチを持たないガルーラの裏メガ枠として、地震、火炎放射を両採用するなど、周りとの補完を大事にしています。
コンセプトに沿わせるならば、身代わりを持たせるべきですが、今回は爆発力に期待をして竜の舞を採用しています。
地震を見せると火炎放射を考慮される事が少なく、エアームド等が焼けていきました。
圧倒的な数値により構築のパワーを高めてくれる、本当に頼もしいポケモンですね。久々にマンダを使えて楽しかったです。
C…+1悪の波動でD130メガメタグロスへのダメージが162~192
H…身代わり3回でヤタピ発動
B…A216霊獣ランドロスの地震を高乱数耐え
A197メガメタグロスのバレパンを身代わりが耐える=身代わり3回張った後にバレパンを撃たれても生存
霊Zミミッキュが基本選出でありZクリスタルをゲッコウガに持たせられない為、身代わりと相性の良いヤタピの実をチョイス。
C+1激流波乗りの威力は素晴らしく、Cが上がることで上述の様に悪波でメガメタグロスを縛りやすくなるのもポイント。総じて、水Zに負けず劣らず、強力な型でした。
B方面の調整が活きる場面も多く、特にスカーフランドロスの地震耐え→激流ヤタピで反撃、と言う流れを何度かしました。
ミミッキュ同様、どんな型で採用してもゲッコウガは強い。これからも、様々な型が開発されるでしょうね。
D…D+1でC222ギルガルドのシャドーボールZを確定耐え=シャドーボールを2発耐え
C…あまり
S…最速
ゲッコウガと同じく、こちらもミミッキュにZクリスタルをとられている為、身代わりと相性の良い混乱実をチョイス。
身代わりは呪いと絡めるだけでは無く、地面の受け出しを牽制する意味でも非常に重宝しました。
地面だけでは無く、ジャローダや霊獣ボルトロスが無理やり後出しされる事もあり、そのまま瞑想の起点にしました。
素早さやエレキメイカー等、独自の強味が沢山あるため、カプ・コケコは是非とも構築に欲しい要素ですね。
ASぶっぱ。
S…準速霊獣ボルトロス抜き
地面なのに氷が等倍、地震がロトムに当たる、化けの皮を貫通する等、ユニークなポケモン。
パーティで唯一の命中不安を抱えていますが、岩雪崩は外す確率よりも怯ませる確率の方が高いし、角ドリルは寧ろ運勝ちを狙う為の技です。
他のスカーフ地面としてはガブリアスや霊獣ランドロス等が居ますが、ボーマンダとの相性補完を考慮すると、ドリュウズがベストです。
どうしようも無いときは、スカーフ型破り角ドリルを上から連打。被害者の方はごめんなさい。結構当たりました。
【結果・感想】
最高レート1990
最終レート1915、593位
2000まで後一歩及ばず…でしたが後悔はありません。
前シーズンでは最後まで構築が纏まらず、モヤモヤばかりが残りましたが、今シーズンは自信のある構築を組むことが出来ました。
目標に向けて気迫、集中力共に十分な状態で挑んだ最終日の対戦はどれも非常に熱く、本当に楽しいものばかりでした。
また、最終日にエキサイティングなバトルをしたい、願わくば、目標を突破したい…そんな気持ちを強くしたシーズンとなりました。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。次はレートでお会いしましょう。